西野竜平の脳壊ブログ

弱小イラストレーター兼音楽&PC非常勤講師をしている映画制作志望の黒子の雑多ブログ

漫画雑誌を作る理由と電子書籍を重視する理由

 私は現在"Amazon Kindle Unlimited"(読み放題サービス)で展開する"漫画" "絵本" "イラスト本" "その他"の電子書籍を制作しています。

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*絵本 スートロプ (仮題)

 今時の「電子書籍の印税で儲けたい!」みたいな事ではなく、「電子書籍を発行している人」という地盤を作って、オリジナルの"漫画雑誌"を制作したい為です。

 この目標とする漫画雑誌は、ネットで見かける「この人支援したいなぁ」「この人凄いなぁ」と感じる漫画家志望の方々に、営業先などで言える"仕事の実績"として成立する舞台を作りたい、という気持ちから成ります。

 「儲けたい!」という気持ちはない。と言いましたが、志望者の方々や好きな漫画家さんに払う原稿料を補う資金源が増えるなら、儲ける方が良いです。私自身は毎月5万円あれば生きていけますので。

 一時期、この雑誌が成立する日が来たら「小数部でも本にしたい」と考えていましたが、特別な何かが無い限り電子書籍を貫いていこうと思います。

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*絵本 pixelplanet (仮題)

 そもそも何故電子書籍に拘るかと言うと、漫画家志望者の原稿を本にし、在庫という負債を抱えるリスクは運営的には好ましくないと思います。読者やアマチュアで成り立っていた"ファンロード"みたいな雑誌を作りたい!という気持ちと、"ファンロード"は苦しい運営の末に終了している。という2つの気持ちで頭がモヤモヤしています。それに、1人でDTP(机上出版)をやる以上の負担は必要ないとも思います。

 

 しかし、この理由はそこまで重要ではないです。

 

 パソコンやタブレットが一般家庭に当たり前の様にあり、昔の様なダイアルアップでインターネットを接続する様な手間や制限もなく、誰もがインターネットを利用できる現代、様々なイラストや漫画が無料で溢れています。

 そして、ジャパンカルチャーの発展は勿論、インターネットによる影響で「私もいつか描きたい!」という欲求を持つ人は増えていると感じていると同時に、"画力"や"漫画力"の向上を図れる機会がインターネット上に無限にある事によって、"学生" "社会人" "プロ"、これらの境目はもう殆ど見当たらないと感じます。

 "描く側"の方が増え続けている上に、発表する場や購入したくなる機会が増えている中、購入対象が増えたら財布を開ける事に慎重になると思います。例えるなら、1万円位で買いたいイスをネットショッピングサイトで検索したら、200,000万件以上ヒットしてしまい、迷ってしまう様な事だと思います。
 今日、Yahooニュースを見ていたら下記の記事があり、「読者は変わらず漫画にお金を投下している。ただ、作品数が増え、買うまでのハードルが上がっただけだ。」という一文がありました。これが私の考えの中心にあると思います。

 

dot.asahi.com

 

 媒体は違いますが、MP3デジタルミュージックの"デジタル購入"は数年ほどスタンダードになっていましたが、最近ではシェアの10%を切ったりする程の急降下。それに対して月額〇〇〇円で聴き放題の"サブスクリプションサービス"が遂にCDの販売シェアを上回りました。

 また、「漫画売れない」という噂は実際の所少し違う様で、本と電子書籍の売上を合算するとそれ程差はない、という話はたくさんあります。これ関連の最新記事ではヒロユキ先生が語っています。

 

nlab.itmedia.co.jp

 

 これまでの考えをまとめると、無料で閲覧可能なサブスクリプションサービスを利用し、在庫負担が無い電子書籍が理想だと私は行きつきました。

 ただ、だからと言って、私が出す漫画や絵本、イラスト本、自主制作雑誌の類が売れるとは全く思いません。サブスクリプションサービスを利用したからといってそれも見込めません。

 大きなショッピングモールにある知らない人の描いた漫画が一冊しか置いてない本屋さんを想像してもらえば判ると思います。

 藤子不二雄先生の"まんが道"にある「質より量だ!」ではありませんが、一冊しかない本屋よりも10冊、100冊、1000冊とたくさんあった方がお店が回る機会は増えると思います。

 なので、今から1年・2年は様々な電子書籍の制作と公開をする事が重要だと考えています。

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*ゲームアートブック DELUSION

 ちょっと今悩んでいるのは、

ビジネス書やインディー本までの幅広いジャンルとコンテンツがウジャウジャしている"AmazonKindleUltimate"だけにするのか、

運営も利用者も「漫画」に特化している"マンガ図書館Z"も利用すべきか…。